先週末の土日のことですが、「夏レジャー第1弾」ということで、日本海に浮かぶ孤島・秘島である「飛島」に行ってきました。かなりマイナな存在の島で、山形県民でも存在くらいは知っている程度、内部の情報はネットで検索してもほとんど入手できない、というような島なのだけど、海のキレイさは山形随一、東北全県で見ても5本の指には入るだろう、というようなところです。下の写真でキレイさがわかっていただけるでしょうか。


酒田から船(クルマが乗らないのでフェリーではない)で90分。船が16ノット程度(時速30キロくらい)という鈍足なのだけど、なかなか遠いです。周囲12キロという小さな島で、立派なリゾートホテルも温泉旅館もあるわけじゃなく、民宿が立ち並ぶだけの設備。
初日はレンタル自転車で島内を一周。素朴で、何も無いことを再確認。レンタル自転車は無料なのだけど、これ以上ないくらいボロッボロです。潮風にやられたのだろうか。変速も無し。当初は天気が危ぶまれたのだけど、きれいな夕焼けが見えるくらい晴れ渡りました。

宿は「善兵衛」というところで、「これぞ民宿」という感じの宿でした。新しくもオシャレでもないけど、きちんと掃除がしてあって清潔感はあります。「本館」と「離れ」があって、客が我々だけだったので「離れ」が貸切でした。風呂トイレは共同だったけど、気を使わなくて良い感じでした。民宿って初めて泊まったけど、「祖父母の家」に遊びにいったような感覚で過ごせば良いのですね。まあ、あまり祖父母の家(大分県)に行く機会がないので、それでも慣れた感じにはなりませんが。
夕食は写真のような感じ。豪勢ではないけど、地の物をフルで使っていて、値段に比べたら十分です。この島はイカとサザエが名物(?)らしい。新鮮なイカの刺身と、サザエのつぼ焼き×3とサザエの刺身、と焼き魚やら煮魚やら…。酒田で買っていった上喜元の純吟無濾過生原の四号瓶が空になるくらい、海の幸を堪能させていただきました。そういえば、イカは宿到着時にお茶と一緒に一夜干しをあぶったものをいただいたのだけど、それも絶品でした。

次の日は朝からちょっとだけ釣りの真似事。港の近くに桟橋があって、それが海の上にぐいっと30メートルくらい伸びていて、その先っちょで釣りが出来てさおとかも貸してくれる「海釣り公園」なるものがあるのです。釣れるのは雑魚ばかりだけど、それなりに楽しめます。ふぐが大量につれて、あとはカワハギとか…なぞの魚が少々…ですかね。
この海釣り公園の先っちょは「海中ドーム」のような建物があって、海の中に螺旋階段で降りていって、窓越しに海中の魚が泳ぐ様子が見れるようになっています。「小さな水族館」というほど立派なものではないけど、無料の施設としてはつくづく良く出来ている、と思います。


お昼前からは海水浴場で延々と泳ぎまくる。水が本当にキレイで、透明度は10メートルくらいあるんじゃないだろうか、ってくらい、遠くまで見えます。魚がたくさん泳いでいて、見ていて空きません。
ちなみにここ数年の海水浴は全部「島」に行っていまして、おととしは宮城の「桂島(日帰り)」、去年は「佐渡島」、です。島で泳ぐことのメリットは水がキレイなことと、人が少ないこと。イモ洗いなんてありえません。今年の飛島は20人…くらいしか泳いでなかったと思います…。少なすぎて寂しいくらい。デメリットは、島に渡るのに運賃が必要なことですね。今年は往復で4千円。改めて考えると、ちょっと高いかなぁ。
帰りは赤川の花火大会に寄って来ました。競技大会なので、かなり盛大だし、河川敷が広くてどこからでも見ることが出来るので、かなり良い花火大会、です。なんか音楽とコラボで打ち上げたりしてるんですよね。まさしく日本屈指の花火大会、だと思っている。人も大曲ほど激混みな訳じゃないし。(大曲行ったことないけど)
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